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ギム・ギンガナム(Gym Ghingham)は、テレビアニメ作品『∀ガンダム』の登場人物(声優:子安武人)。

 

名言集

・オ・ノーレェェ!

・戦場でなァ、恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなァ、 瀕死の兵隊が甘ったれていうセリフなんだよォォ!

・我が世の春が来たァ!

・地球人になァ、∀の復元などォ、できるわきゃねえだろォォォ!!

・庶民は!月に居れば良いのだっ!ディアナがそんなに好きかァ!

・タブーは破る為に有るとなァ!

・このターンX凄いよ!さすが∀のお兄さん!

・闘うと元気になるなぁ!死を意識しているから生きていることを実感できる!

 

月面都市ゲンガナムを守る軌道艦隊総司令を務めるムーンレィス。他者を威圧するような巨躯と、尊大な振る舞いが目立つ男。好戦的で苛烈な性格をしており、劇中懐柔しようと諭すディアナの言葉にも耳を傾けなかった。日本刀を佩き、無骨なサムライのような風貌を持つ(小説版では彼の中に侍の血が流れていることを思わせる描写がある)。 元はディアナや月を守るという誇りを持っていたのだが、地球帰還作戦に参加させてもらえなかったこと、およびディアナが代わりにディアナ・カウンターを組織して作戦に使ったことから、裏切られたと感じてしまった。そのためディアナと彼女の関係者には複雑な思いを持っている。作中でディアナの髪を撫で「手触りは変わらない」とほくそ笑むが、なぜ彼がディアナの髪の感触を知っているのかは謎である。 一人称は「私」又は「小生」。また、直属の部下からは御大将(おんたいしょう)と呼ばれる(ギンガナム家では艦隊長を「御大将」、部隊長を「大名」と呼ぶ習わしがある)。 ギンガナム軍全体は、ギンガナム艦隊全体が2,500年間演習だけしか行ってこなかったため、実戦経験のあるディアナ・カウンターに押されていた。だがギンガナム本人は実戦に柔軟に対応していた。また、自らターンXで出撃し、数機のMSを撃破している。 ちなみに、月面都市ゲンガナムは彼の祖父がかつてのグラナダに建設したものである。小説版(角川スニーカー版)の描写によると、この祖父はモビルスーツコレクターでもあり、多数の機体を保管していた。 劇中での活躍 [編集] 月の女王ディアナ・ソレルの地球移住計画に異を唱え、反ディアナ派へ参加。劇中には物語中盤から登場し、執政官アグリッパ・メンテナーの制止も無視して、再三宇宙へ進出したロランらに戦闘を仕掛けさせた。 物語後半には、月面のマウンテンサイクルより発掘されたモビルスーツ、ターンXを駆り自ら戦陣に立つ。さらに機械を使った文明開化を画策するグエン・サード・ラインフォードと手を組み、地球・ムーンレィス連合軍に戦いを挑む。 最終局面ではターンXを巧みに操り、ミリシャの多数のMSを撃破し、ジョゼフ・ヨットの搭乗する∀ガンダム、ハリー・オード率いる親衛隊も一機で退けている。 後にロラン・セアック搭乗の∀ガンダムと戦闘になり、隙を突かれて胸部をサーベルで貫かれるも、溶断破砕マニピュレータで腹部に直撃を与え、双方身動きのとれぬまま地上へ落下した。 その後、ロランと決着をつけるために日本刀を投げ渡し斬り合うも、ロランの一撃にギンガナムの刀がへし折れる。折れた刃で構うことなく斬りつけるが、2機のターンタイプを包み込むように現れたナノマシンの繭に取り込まれ、以後消息不明(死亡したと思われるが直接的な描写はない)。 曽我篤士版のコミカライズでは、大気圏での戦いで、∀ガンダムを道連れにターンX共々大気圏突入し、その際の摩擦熱で燃え尽きて死亡している。福井晴敏著作の小説では、ザックトレーガーで∀ガンダムと交戦し敗北した後、ターンXの生み出したブラックホール状のものに呑み込まれた(これによってザックトレーガーは崩壊している)。ときた洸一版のコミカライズでは∀ガンダムとターンXが相打ちとなるところまでは共通するが、機体を降りてギンガナムとロランが直接対決することはなく、ロランの奇策で機体が抱き合ったまま月光蝶のナノマシンに包まれ、ロランに脱出を促されるが、拒否してナノマシンの繭の中に消えた。 安田朗によるプレストーリー『月の風』においては、かつて地球と袂を分かち外宇宙へと脱出したニュータイプ達の中から、先祖返りをおこし、地球圏への帰還を試みた一団の人々を祖先に持つとしている。∀の時代では既にサイコミュシステムの使用が特別な能力者だけに限られたものではない(小説版より)が、ターンXのオールレンジ攻撃をコントロールし得た高い空間認識能力は、祖先に由来するものだったという見方もできる。

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